AIG全英女子オープンが開幕 日本勢トップスタートの勝みなみは76で衝撃の告白「ロストバゲージして昨日クラブが着いた」


勝みなみ

勝みなみ

 ◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 AIG全英女子オープン 第1日(20日午前6時30分スタート、ロイヤルトルーンGC=6632ヤード、パー71、賞金総額450万ドル(約4億7700万円)、優勝67万5000ドル(約7155万円)、参加144人)

 2001年からメジャー大会に昇格した大会が、強風の中で開幕した。日本勢のトップでスタートした、日本女子ツアー通算4勝の勝みなみ(22)=明治安田生命=は3バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの5オーバー、76でホールアウトした。

 強風で肌寒く、勝はマスクをしたままラウンドした。初日を振り返って「風が強くて前半、うまく対策ができなかった。リンクスは狭く感じる。(バンカーやブッシュで)打つポイントが限られてくる」と話した。

 慣れない海風に苦しんで3、5、6番とボギーが先行。そして名物ホール「ポステージ・スタンプ(郵便切手)」と呼ばれる123ヤードの8番パー3では、グリーン周りのポットバンカーに第1打がつかまり、8メートルのパーパットが入らずにボギーとした。それでも続く9番パー4では、残り155ヤードから8アイアンで2メートルにつけ、初バーディーを奪ってみせた。

 今大会は入国制限もあり、母・久美さんがキャディーを務める。ラインの読みやクラブの選択は勝が自身で行ったが「担いでもらっているだけで心強い」と感謝した。

 35位だった昨年に続く2年連続2度目の全英出場。今回もヒースロー空港経由で現地に入ったが、同空港でまさかのロストバゲージに見舞われたという。19日までゴルフバッグが届かず、同日午後2時50分から18ホールを回ってこの日の開幕に備えた。「一昨日まではずっとホテルにいました」と苦笑いだった。

 ホールアウトした中では、アレナ・シャープ(カナダ)がイーブンパーで首位に立っている。

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