イ・ボミ、愛の力で2打差3位に急浮上!


3番、ティーショットを放つイ・ボミ。通算8アンダー3位に浮上した

3番、ティーショットを放つイ・ボミ。通算8アンダー3位に浮上した

 ◆女子プロゴルフツアー 伊藤園レディス第2日(14日、千葉・グレートアイランドC)

 2015、16年賞金女王で韓国のイ・ボミ(32)=延田グループ=が32位から出て、7バーディー、ボギーなしの65で回り通算8アンダーで首位と2打差の3位に急浮上した。コロナ禍で来日が遅れ、今季ツアー2戦目。昨年末に結婚したイケメン俳優のイ・ワン(36)から電話で激励を受け“ミセス初V”となる3年ぶりツアー22勝目を狙う。古江彩佳(20)=フリー=らが10アンダーで首位。

 12、15、16年と過去3勝を飾った得意コースで、イ・ボミが65と猛追した。18番で13メートルのバーディーパットを沈め、ガッツポーズ。「自分でもびっくり。すごくうれしい」と声を弾ませた。今年はコロナ禍で来日が10月中旬にずれ込み、それまでは永久シードを持つ韓国ツアーで調整。隔離明けで67位だった前週から調子を上げ、「日本に来て、いいプレーができてよかった」とうなずいた。

 離れていても、愛の力に支えられている。18年から交際していた俳優イ・ワンと昨年末に結婚。現在は日本、韓国と別々に暮らすが、毎晩5~10分の電話を欠かさない。「さみしいので毎日話して、ここで一人でも頑張ろうという気持ちを持っている」。第1日(13日)後は「明日も初日だと思ってプレーするように」と激励され、初心に帰ることができたと感謝した。

 17年8月のCATレディースを最後に勝利から遠ざかり、「旦那さんと付き合ってあまりよい成績を出せず申し訳ない。優勝を意識するより、ゴルフが楽しいって言ったことがなかったので今回それを言いたい」。2年間で12勝の頂点から、不調、結婚を経て、新たな輝きを見せている。(岩原 正幸)

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