渋野日向子、1打差単独首位で最終日へ「殻を破って自分らしくいられるようになった」


 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 全米女子オープン 第3日(12日、米テキサス州チャンピオンズGCサイプレスクリークコース=6731ヤード、パー71)

 昨年のメジャー、AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(22)=サントリー=は3打差の単独首位で出て1バーディー、4ボギーの74で回り、通算4アンダーの単独首位でホールアウトした。2位のエイミー・オルソン(米国)に、1打差をつけて、日本人初となるメジャー2勝目に王手をかけた。現地会場内での第3ラウンド後のインタビューでの渋野の一問一答。

 ―今日のコースはどんな印象でしたか?

 「もう初っぱなからしてやられたな、という感じで。本当に今日は全てのホールが難しくて。自分のショットも悪い分、もっともっと難しく感じてしまったので、こういう結果になったのかなと思います」

 ―それは周りの状況によるか自分の状態か?

 「もう自分自身がすっごい緊張しました」

 ―メジャー初優勝した時は英国だったが、それ以降何回くらい海外の試合に出ているのか?

 「昨年は全英以降に1試合と、今年はこれを含めて7試合かな」

 ―なんでそんなに今日は緊張したのか?

 「一番上にいるからですかね」

 ―米国でプレーする時は日本でする時と何か変えることはあるのか?

 「特にないですかね。やっぱりでも、アプローチのバリエーションは必要だな、というのを感じて。なかなか日本では米国ほど必要ではないかな、というやつを、こっちではすごく必要とされるので。そういうところの練習ですかね」

 ―昨年の全英では大勢の人がついて歩いていたが今年は無観客開催

 「やっぱり去年の私がいたのは、ファンの皆さんが目の前で応援して下さっていたらからこそ、すごく力もわいてきましたし、良い意味でも調子に乗れましたし。それが今は無観客ということで、なかなか自分で乗りに乗せにくいというか。バーディーを取っても、なかなかシーンとしちゃう感じです」

 ―メジャー初優勝後に有名人になってテレビにも出演。試合への影響は?

 「テレビに出たりすることに関して、ゴルフに影響しているかというと特に何もしていないかなと思います。有名人になったことで、自分らしくいにくくなったんですけど、それが最近は、殻を破って、自分らしくいられるようになりました」

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