渋野日向子、悔し涙「今年一年を考えるとよく頑張ったかなと…」全米女子オープン 最終日74で2打差4位惜敗


 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 全米女子オープン 最終日(14日、米テキサス州チャンピオンズGCサイプレスクリークコース=6731ヤード、パー71)

 昨年のメジャー、AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(22)=サントリー=は1打差単独首位で出て、2バーディー、5ボギーの74と伸ばせず、通算1アンダーの4位で終えた。日本人初のメジャー2勝目はならず。

 ホールアウト直後のテレビインタビューでは悔し涙を浮かべ、口ごもる場面も見られた。

 ―5日間を終えた気持ちは?

 「ん~、悔しいです。めっちゃ悔しいけど、これが今の実力なんだな、と受け止めるしかないと思います」

 ―1打差首位の最終日はどういう考えで挑んだ?

 「先のことばかりを考えず、目の前のことにしっかり集中して、やるべきことをやろうとしてずっとやっていったんですけど、なかなかうまくいかなかったですね」

 ―気温6度の寒さの影響は?

 「かなり飛距離も落ちてしまって。本当に飛距離落ちるどころか、自分のスイングもできずに、18ホールを終わってしまったという感じだったので。最後までなかなか取り戻すことができませんでした」

 ―今大会で何を得られた?

 「まぁ、今年一年を考えると、よく頑張ったかなと思うんですけど…。(悔し涙で目を潤ませる)この1日目、2日目のゴルフが良すぎたというか。自分でもなかなかなんでこんなに寄るんだろう、なんでこんなに入るんだろうという感じだったので。3日目、4日目のゴルフが今の自分なのかな、とすごく痛感しています」

 ―日本で応援していたファンへ一言

 「長い一週間、応援本当にありがとうございました。最終的には優勝はできなかったですけど、悔いは無いので。来年、再来年はもっと強くなって、そういう姿を皆さんの前で見せられるようにこれからも練習に励みますので、これからも応援宜しくお願いします」

 新型コロナウイルスの影響で6月から延期され、史上最も遅い時期のメジャーとして、無観客で開催された。

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