日本ツアー1勝の河本結(22)=リコー=、同1勝の西村優菜(20)=スターツ=、田中瑞希(22)=ニトリ=が都内で20日、契約するキャロウェイゴルフ株式会社の新製品発表会に出席。YouTubeで報道陣向けに生配信されたトークショーの中で、2月19日発売予定の新EPICドライバー(税別7万7000円)などの新製品をPRした。
新EPICドライバーは、人工知能AIがデザインしたフェースに、JAILBREAK AI スピードフレーム テクノロジーを搭載。前作よりもクラウンのたわみ量を減らし、インパクトの力がよりフェースに注がれるようになり、高い初速が生み出されるようになったという。河本は「力がフレームに全集中しています」と、人気漫画「鬼滅の刃」の台詞を彷彿させる印象的な言葉を用いて、その性能をわかりやすくアピール。西村と田中も「はい、全集中です」と笑顔で声を合わせた。
河本は新ドライバーを試打した際、キャリー230ヤードで259・8ヤードを記録した。「初速の速さと落ち際の伸びが全然違う。当たった感じが良すぎて、気持ち良さを感じました。とにかく打ってもらったら、実感できると思います。もうとりこになりますね」と印象を語った。21年は出場権を持つ日米ツアーを掛け持ちする予定。「このドライバーの力を借りながら、アメリカでも、日本でも優勝できるように頑張りたいと思います」とうなずいた。
西村は新ドライバーについて「強さが逃げない。従来のクラブと違った強さを出せるクラブかなと思いました。すんなり構えられましたし、振り抜きやすさも感じましたね」と目尻を下げた。2000年度生まれ「ミレニアム世代」のルーキーは「今年は、複数回優勝を目指して頑張っていきたいです」と意気込んだ。
身長151センチの小さな飛ばし屋・田中は試打では、262ヤードをマークしたという。「顔は小ぶりで構えやすい。つかまりは凄く良くて飛んでいる感じ。打感も凄く良くて、しっかりフェースに乗ってくれている感じが手に伝わってきますね」と振り返った。今年は「ツアー初優勝を目指して、頑張っていきたいと思います」とほほ笑んだ。
日本女子ツアーは昨年からのコロナ禍で、20―21年統合シーズンとなっており、21年は3月のダイキンオーキッドレディス(4~7日、沖縄・琉球GC)が初戦となる予定となっている。