駒大陸上競技部の大八木弘明監督が9日深夜放送の「とんねるず」石橋貴明がMCを務めるフジテレビ系「石橋、薪を焚べる」(火曜・深夜0時25分)に出演した。
大八木監督は、今年の箱根駅伝で駒大を13年ぶり7度目の総合優勝に導いた。往路3位からのスタートで最終10区の石川拓慎(3年)が残り2・1キロで創価大を大逆転する劇的な展開だったが、石川へ運営管理車の大八木監督から「いいぞ! いいぞ! 男だお前は!」との激励について大会後にSNS上で様々な意見が出た。
箱根駅伝を振り返った大八木監督が最終10区の逆転劇で石川へ気合いを入れたことに触れると、石橋は「監督の“男だ”を性差別だとかいう意見があるじゃないですか?だけど、それは俺は違うと思うんです。男女差別のことでなく選手を鼓舞するための言葉であって、俺自身、聞いてて、それは監督の意図することじゃないな。違うよなって」と自身の見解を示した。
続けて「だってそれによって選手はまた気持ちがグッとが上がって二の足、三の足みたいにスパートするわけじゃないですか。男だろっていうと選手は、余裕あるんですよ。監督に向かって分かってますって感じですもんね」と明かすと、大八木監督は「意思表示してくれると、この子はこの区間しっかり走るなって感じますね」とし「性格によって声のかけ方も違います」と指導方法を明かした。
その上で「あんまり気の弱い子には優しく声かけてます」などと、選手の性格を見て声をかけていることを明かしていた。