米女子プロゴルフツアーの2021年メジャー初戦、ANAインスピレーションは1日(日本時間同日夜)から4日間、米カリフォルニア州ミッションヒルズCC(6865ヤード、パー72)で無観客開催される。海外ツアー今年初戦を迎える渋野日向子(22)=サントリー=が開幕前日の3月31日、大会への意気込みを語った。
渋野は昨年12月の全米女子オープン(4位)以来の海外ツアー&メジャー大会に挑む。「久しぶりの感覚がないというか…今回の会場も(昨年9月の)前回(大会、51位)から半年ちょっとくらいしかたっていないので(コースも)なんとなく覚えているところが多いです。体調も良い」と語った。
30日にウェッジとパターを持って18ホールを見て回るなど、大会前に入念にコースをチェックした。「(前回と比べて)こんなにコースも難しかったかな、という印象もあります。ラフの粘っこさは去年よりも強くなってるんじゃないかなと思うし、グリーンのコンパクション(硬さの度合)もかなり(大きい)。ウェッジでも落としどころが大事だなと思いました」と難コースに警戒を強めていた。
オフからスイング改造に着手し、日本ツアーでも意識的に取り組んできた。今大会に向けては「特に悪いイメージはなく、こちらに来てもむしろ良くなっているなと思えるぐらいのスイングができていたので、試合はちょっと楽しみだなと思います」と感触を語った。
今年初戦となった3月のダイキンオーキッドレディス(13位)から国内ツアー4戦に出場。戦いの場を米国に移した今大会で5連戦となる。「私の中では5連戦の最終戦かつメジャーなので、身体的にはもしかしたら疲れているかもしれないんですが、すごくやる気はあります。体調的にも良いなと思うので、しっかり4日間戦えるように。日本からずっとやってきている、やり切ることを大切にしっかりやっていきたいと思います」と決意を込めた。