古江彩佳 五輪切符を逃し涙「悔しい」、代表争いは稲見萌寧と渋野日向子に絞られる


古江彩佳

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◆日本女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 最終日(27日、千葉・カメリアヒルズCC=6639ヤード、パー72)

 東京五輪代表決定まで最後の18ホールに挑んだ古江彩佳(富士通)は9打差を追って出たが、2バーディー、1ボギーの71。通算8アンダーで優勝した菊池絵里香に12打及ばず、11位に終わった。代表入りの最低条件となる優勝に届かず、五輪切符を逃した。トップと12打差に広がった後半から思いが少しずつ込み上げ、ホールアウト後のインタビューで悔し涙があふれた。

 会見の席で「ショットがすごく良かっただけにパターで(ピン)1、2メートルにつけれたのにそれがなかなか入らなくて、バーディーが取れなかったのはすごく悔しい。オリンピックのことを考え過ぎて自分のプレーができなかった。1打に集中できるように試合をやっていく中で自分に集中していける、そういうところでトレーニングしていきたいです。(24年パリ五輪以降については)ゴルフをやっている上で五輪に出られるのは目指すべきところかなと思う。そこはすごく目指していきたいけど、それは本当に運だと思うので目の前の試合を頑張っていければと思います」と語った。

 日本代表は28日付の世界ランク日本勢上位2人に決まる見通しで、ランク11位の畑岡奈紗が当確。残り1枠は同25位で圏内の稲見萌寧(もね)と獲得ポイントの高い海外メジャーの全米女子プロ選手権に出場中でランク31位の渋野日向子の2人に絞られた。渋野が同大会で単独5位以上に入れば逆転代表入りに決まる。稲見は渋野が条件を満たさなければ五輪切符を得る。

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