◆報知新聞社後援 国内男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 日本プロ選手権 プロアマ日(30日、栃木・日光CC=7236ヤード、パー71)
賞金ランク2位で今季大ブレイク中の木下稜介が1973年のツアー制施行後、4人目(6例目)の出場3戦連続優勝に挑む。初優勝からの3連勝となればツアー史上初の快挙となる。
曇天の下、プロアマ戦で最終調整。「うまくフェードを打てるかが大事になると思う。パー5でいかに取れるか」とコースの印象と攻略法を語った。
メジャーの日本ツアー選手権森ビル杯で、プロ9年目で涙の初優勝。先週のダンロップ・スリクソン福島オープンでは最終日5打差逆転で、2連勝を飾った。初優勝から3戦連続優勝となればツアー史上初となるが「メジャータイトルで気合いが入りますし、3連勝はもちろん狙っていきたいです」と力強く言い切った。今大会で勝てば01年の片山晋呉以来で、尾崎将司、青木功と並ぶ3戦連続Vとなる。「これから東照宮に、3連勝のお願いと全英オープンと世界選手権シリーズの祈願に行こうと思います」と必勝祈願に向かった。
来週、初メジャーとなる全英オープン(7月15日開幕・英ロイヤルセントジョージズGC)に向けて渡英する。そのまま渡米して、8月の世界選手権シリーズ、セントジュード招待(5日開幕・米テネシー州)に出場することも表明した。「一度帰ってくると隔離があって、練習ラウンドができないので」と事情を説明した。
同じ奥嶋誠昭コーチに師事する、女子の稲見萌寧(21)が東京五輪代表入り。稲見からは「2戦連続優勝おめでとうございます」と連絡が届いたという。女子の五輪は、8月4~7日に埼玉・霞ケ関CCで開かれるため「僕は海外にいて、見られないかもしれませんね。ちょっと残念ですけど、僕も海外で結果を残したいです」と話した。