五輪銀の稲見萌寧が国内ツアー前日会見「思い出を引きずることはない」


練習ラウンドで、西村優菜(左)と笑顔で話す稲見萌寧

練習ラウンドで、西村優菜(左)と笑顔で話す稲見萌寧

◆女子プロゴルフツアー NEC軽井沢72 練習日(12日、長野・軽井沢72G北C=6679ヤード、パー72)

 東京五輪で男女通じて競技初の表彰台となる銀メダルを獲得した、国内通算7勝の稲見萌寧(都築電気)が9ホールの調整後、前日会見に登場した。LINEのお祝いメッセージが約130件届くなど祝福ムードの中、「もう今週の試合のために切り替えている。ずっと思い出を引きずることはない」と集中モードに入った。

 報奨金1000万円に加え、国内ツアーの5年シードを獲得し「あまり海外は考えていない。日本主体で頑張りたいので、めちゃくちゃうれしかった」と笑顔を見せた。五輪最終日(7日)翌日の8日から練習を再開し、「なかなか疲労が抜けない。コースや芝の状態が(五輪)と違うので、感覚がずれてショットの感じが思うようにいっていない。試合で調子を上げて、最後の方に合わせられたら」と見据えた。

 3年後のパリ五輪については「国内を主戦場とするので(選出は)厳しいかな」としたが、直近の目標を「まだ達成したことがない(国内)メジャー優勝。早めに2けた優勝もしたい」と、あと3勝に迫るツアー10勝到達を視界に入れた。

 今大会は19年(33位)以来2年ぶりの出場。「上位に行きたい思いはすごくある。天気次第で耐えなきゃいけないところはうまく耐えて、チャンスで(バーディーを)取って少しでも上位に」と、いつも通りのプレーを強調した。

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