◆米女子プロゴルフツアー スコットランド・オープン 第2日(13日、英ダンバーニー・リンクス=6573ヤード、パー72)
日本勢で唯一出場の米女子ツアー1勝の笹生優花(ICTSI)は2打差2位で出て4バーディー、4ボギーの72をマーク。通算5アンダーで、首位と4打差の5位と好位置で決勝ラウンドへと進んだ。
午後スタートで、リンクスコース特有の海風が強く吹き荒れた。ショットでの対応に苦しみ3番、5番でボギーが先行した。6番でも3パットのボギーを喫したが、続く7番で5Mを沈めて初バーディーを奪った。後半に入って10番で6Mを決めて伸ばした。11番は2Mを沈めて伸ばし、17番も強風の中で2Mのバーディーパットを沈めた。
不規則な強風にフェアウェーキープ率64・28%、パーオン率61・11%と苦しんだ。それでも6月のメジャー、全米女子オープン覇者は持ち前の小技や低い球を駆使して、粘り強くパープレーでスコアをまとめて見せた。
ホールアウト後のインタビューでは「(穏やかな天候の午前スタートだった)昨日とは全く違う。本当に難しかったと思います」と振り返った。この日は「風に対応できるようなショットを」と低い球を多用した。12番では、グリーンの外からパターで寄せてパーセーブする場面もあった。「今はまずリンクスコースについて色んなことを勉強して、自分のゴルフをどうやってリンクスに合わせるかに夢中なので。順位とかは考えず、楽しんで色々学べる週にしたいと思います」と次週のメジャー、AIG全英女子オープン(19日開幕・英カーヌスティーゴルフリンクス)をしっかりと見据えていた。
66をマークしたアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)が、単独首位に立った。