4日から始まる女子ゴルフの日本代表・畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=、稲見萌寧(22)=都築電気=が2日、会場の埼玉・霞ケ関CC(6648ヤード、パー71)で公式会見に出席した。稲見は1日まで行われた男子ゴルフで4位の松山英樹(29)から「男子でメダルを取れなかったので女子で頑張って」とエールを送られたと明かした。
稲見、畑岡の2人は松山からの思いを受け取った。先月31日まで兵庫で国内ツアーを戦った稲見は1日夜、男子ゴルフで7人によるプレーオフで敗退し、4位で終えた松山とコースで遭遇。「男子でメダルを取れなかったので、女子で頑張ってほしい」と託され、「一番うれしかった」と明かした。
自身は、五輪と日の丸をイメージしたマニキュアを手に施した。「よーく見たら、意外と五輪みたいになっている“隠れネイル”です」と笑った。今年は国内ツアー5勝と好調で「楽しんで、持っているものを最大限出して上位に入れたら」と意気込んだ。
前週に松山と9ホールの練習ラウンドをともにし、男子の3日目、最終日を観戦した畑岡も「最後までメダルを目指してプレーする姿に勇気づけられた」と、マスターズ覇者から刺激を受けた。「(東京五輪は)母国開催で(日本勢が)金メダルをたくさん取っている。ゴルフからメダルを取りたい」。この日は初日、2日目の組み合わせが発表された。60人が4日間72ホールを争い、予選落ちはない。