堀琴音、ボギー先行からこの日9アンダー パー73での64はツアー新記録「自信になった」


2番、ティーショットを放つ堀琴音

2番、ティーショットを放つ堀琴音

◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス 第3日(28日、北海道・小樽CC=6775ヤード、パー73)

 35位で出た、堀琴音(ダイセル)が1イーグル、8バーディー、1ボギーで64のビッグスコアをマークし、通算10アンダーで首位と5打差の暫定5位に浮上した。

 堀が7月のニッポンハムレディス(桂GC)でツアー初優勝を飾った相性のいい北海道で上位を猛追した。

 2番でティーショットを池ポチャしてボギー先行も、3番で第2打を1メートルにつけてバーディーを取り返す。6、8番でも伸ばすと、9番パー5は残り83ヤードからの3打目をウェッジでカップインさせ、イーグル。後半は10、11番、14、15番と2度の連続バーディー後、17番で5メートルのバーディーパットを沈めた。

 これまでパー73での18ホール最少ストロークは65で、2010年CATレディース(2R)の有村智恵ら6例。この日の9アンダー、64はツアー記録更新となった。

 堀は「ティーショットがフェアウェーに行って、セカンドショットが良かった。あまりミスも、ストレスもなくバーディーが取れた。一番長いバーディーパットが(17番の)5メートル。2番のティーショットで左に曲げた以外は、本当に理想通りでした」と、うれしそうに話した。

 「9アンダーは個人的なベストスコアですし、記録を出せるのはうれしい。(イーグルの9番は)まさか入るとは思わなかった。久しぶりのイーグルで、そこから波に乗れた。昨日はパッティングのタッチが合わず苦しかったけど、今日は良かった。その分(パットも)決まってくれて、伸ばすことができた。ここは難しいコースなので、ショットが良くなってきたんだなという自信になりました」と続けた。

 上位を追う最終日に向け、「今日みたいなゴルフができればいい。明日難しいと思うんで1つ、2つでもしっかりアンダーで回りたい」と言葉に力を込めた。

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