◆女子プロゴルフツアー ▽報知新聞社後援 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 公式練習日(22日、宮城・利府GC=6591ヤード、パー72)
東北唯一開催の女子ツアーに出場する柏原明日架(富士通)、小祝さくら(ニトリ)、原英莉花(日本通運)の3選手が、社会貢献活動の一環で今大会が救急車や院内看板寄贈などの支援を継続している、仙台市内の宮城県立こども病院のこどもたちとのオンライン交流会に参加した。
2004年から大会出場選手が病院を訪問してきたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、オンラインでの交流会となった。同病院は東北初の小児医療総合病院。この日は6~14歳までの18人の子どもたちが、大会会場内にいる3選手とオンラインで人気ゲームのNintendo Switch『マリオゴルフ スーパーラッシュ』をプレーしながら懇親をはかり、記念撮影するなど約1時間交流を深めた。3選手は交流会後、コメントを発表した。以下全文。
前回の19年大会を制し、連覇のかかる柏原は「こども病院のこども達との交流は、数年前に慰問させていただいた以来の2回目になります。実際に病院に伺って、こども達と顔を合わせたかったのですが、コロナ渦のため伺うことができず残念です。でも、ゴルフゲームで触れ合うことができてすごく楽しかったですし、こども達も楽しんでくれていたので嬉しいです。とても良い経験になりました。
私は普段、ゴルフを通していろんな想いを伝えたいと思って毎週プレーしています。今回のゲームも、こども達の将来の良いイメージに、少しでも繋がればいいなと思います。2年前に初優勝したコースに戻ってこられて嬉しいですし、成長した姿を皆さんにお見せできるように頑張ります」とコメントした。
賞金ランク2位で大会特別協賛社と用具契約するホステスプロ・小祝は「私はゲームをたまにしかやらないのですが、オンラインでつながってやるのも初めてでしたし、すごく楽しかったです。みんな上手でビックリしちゃいました。普段なかなかこういう機会がないですし、すごく良い交流会だったと思います。
私はまだこども病院に慰問したことがないので、コロナが落ち着いたら是非直接行って、こども達と触れ合いたいなと思いました。今回、こども達が応援幕も作ってくれて、改めて頑張ろうと思えましたし、今週優勝して、その報告ができたら嬉しいです」とほほ笑んだ。
ツアー3勝の原も「今日はテレビの画面越しでしたけど、こども達と交流ができてすごく良かったなと思います。ゲームでしたけど、ゴルフというスポーツを通じて楽しめましたし、こども達と心を一つにできた感じですごく嬉しかったです。
自分たちのことを知ってもらえているか分からないですけど、今日も横断幕を作って応援してくれましたし、もっと頑張ろうという気持ちになりました。こども達にゲームで負けちゃいましたが、“この人に勝ったんだよ”って言ってもらえるようなプレーを今週できるように頑張ります」と大会への意気込みを口にした。