石川遼は渡米前最後となる可能性のある国内戦に 「順位だけではなくて一打、一打の結果を大事に」


石川遼

石川遼

◆男子プロゴルフツアー ブリヂストンオープン 公式練習日(6日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=7119ヤード、パー71)

 ツアー通算17勝の石川遼(カシオ)は、18ホールの練習ラウンドなどで最終調整した。現在、賞金ランク9位で今大会後の賞金ランクで5位以内(約1900万円差)に入れなければ、渡米して来季の出場権をかけた米下部コーンフェリーツアーの2次予選会に出場する予定だ。今大会は優勝賞金が2200万円のため、優勝が最低条件で他選手の結果次第となる。「自分のできるベストを尽くしたい。結果にはそこまでフォーカスしていない。ボギーを少なくしていきながら、スコアを伸ばしたい。順位だけではなくて一打、一打の結果を大事にしていく」と、目先の結果よりも自分のゴルフの状態を上げていくことを優先する考えを口にした。

 この日は伊藤有志(26)、松本将汰(26)らと練習ラウンドした。最終18番グリーンではグリーン上の攻め方などを質問する2人に、石川が“青空レッスン”を授ける場面も見られた。

 今大会に向けて5ウッドに代えて、19度のユーティリティーの投入を検討中だ。この日の練習ラウンドでも計7ホールでテストした。「ユーティリティーの方が、打ち出し角が5ウッドよりも低い。林の高さよりも低めの球の方がイメージが出やすい」と理由を説明した。フェアウェーの狭い林間コースで、低弾道ショットでの攻略を思い描く。米下部の予選会に向けては2アイアンを「風対策として」持って行く考えも明かした。

 2018年&19年大会王者の今平周吾、17年大会覇者の時松隆光選手会長と同組。7日の第1ラウンドは、午前8時40分に10番からティーオフする。

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