片岡尚之がツアー自己最少63の単独首位浮上 好調の理由は…東北福祉大の後輩、金谷拓実が「師匠です」


1番、ティーショットを放つ片岡尚之(カメラ ・今西 淳)

1番、ティーショットを放つ片岡尚之(カメラ ・今西 淳)

◆男子プロゴルフツアー ブリヂストンオープン 第2日(8日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=7119ヤード、パー71)

 ツアー1勝の片岡尚之(フリー)が、3打差の20位で出てツアー自己最少の8バーディー、ボギーなしの63をマーク。通算11アンダーの単独首位に浮上した。

 ショットの不調で前戦まで2戦連続で予選落ち。前週に、東北福祉大の1学年後輩で通算3勝の金谷拓実に頼んで、スイング動画を撮影させてもらったという。それを見て「金谷さんのスイングを取り入れたらよくなってきて。そのイメージで今日も、今年の後半3度目の同組で回って、お手本が目の前に居たので、見放題だったので最高でしたね。金谷さんには毎回、勉強させてもらっています。年は僕の方が上なんですけど、刺激をもらってします。師匠ですね」と敬語で報道陣を笑わせた。

 ショットのダウンブローで上からヘッドが入っていたのを、「金谷のうまく払うように打つところと、フェースローテーションをそんなにしていない」スイングを取り入れたという。

 5月のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品でツアー初優勝した、今後期待される23歳のイケメンだ。この日は3番でチップインバーディーを奪うと、15番で50センチにつけて伸ばすなど、好ショットを連発してバーディーラッシュをかけた。

 「優勝してから、ここまでずっとショットが良くなくて。元々、アイアンが得意だったので、人生でこんなに悪かったことはないくらいで。パターはずっと良い感じで打てていたので、今はすごくゴルフを楽しんでいます」と金谷先生効果でのV字回復にほおを緩めた。今大会で3位以内に入れば、自身初の米ツアーとなるZOZOチャンピオンシップ(21日開幕・習志野CC)の出場権も手にする。

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