石川遼、ご神木に当たる幸運なイーグルなど70で41位浮上「今日はバタバタでしたね」


16番でイーグルを奪った石川遼は、17番ショートで折れたティーをくわえて笑みを浮かべた

16番でイーグルを奪った石川遼は、17番ショートで折れたティーをくわえて笑みを浮かべた

◆男子プロゴルフツアー ブリヂストンオープン 第3日(9日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=7119ヤード、パー71)

 ツアー通算17勝の石川遼(カシオ)は45位で出て1イーグル、5バーディー、3ボギー、1トリプルボギーの70で回り、通算3アンダーの41位に浮上した。

 10番スタートで、出だしの第1打を右林に曲げてボギー発進。13番は1Mのパーパットを外してボギー。ハイライトは16番パー5だった。ドライバーでの第1打はドローをかけるも、左のご神木に当たってフェアウェー中央へ跳ね返った。第2打地点に向かって歩き、ご神木の横を通る際に帽子を取り、一礼した。

 ウッドでの2打目をピン左4Mに2オンさせてイーグルを奪った。“御利益”は抜群だった。17番はピン左1Mにつけて伸ばし、18番パー5は、グリーン右手前からの3打目のアプローチを50センチに寄せてバーディー。ところが、後半の出だしの1番では、ドライバーでの第1打を右林へ。続く第2打が木に当たって、まさかのOBとなりトリプルボギーを喫した。「ちょっと今日はバタバタでしたね」と振り返った。

 ティーショットは前日から右に行くミスが目立つも、アイアンショットとパターは好調。後半も3バーディーを奪って70とスコアを伸ばした。「ボギーを減らしていけるようなショットの内容にまずはしていって。少ないボギー数でたくさんバーディーを取れるように、頑張りたいなと思います」とロングゲームでの課題を口にした。

 来週には、米下部ツアーの来季出場権をかけた2次予選会出場のために渡米する予定。首位とは11打差あるが、10日の最終日は渡米前最後のラウンドとなる。「とにかく良いショットの内容で、コンスタントにやれるようにしていかないと。どこの舞台にいっても続かないと思うので。まだまだ途中、途上だと思っているので、一喜一憂せずにやっていければなと思います」と自らに言い聞かせた。

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