日本女子プロゴルフツアーの富士通レディースが15日から3日間、千葉・東急セブンハンドレッドC西C(6679ヤード、パー72)で感染防止策として無観客で行われる。
今季ツアー8勝を挙げ、賞金ランク1位を走る稲見萌寧(都築電気)は14日、臼井麗香(ディライトワークス)と時折会話を弾ませながら練習ラウンドを行った。2週前の日本女子オープンでは生命線のショットでスコアを作れず52位。前週のスタンレーレディスは8位だった。「まだ調子がいいというわけではないが、先々週の調子の悪さよりはマシになった」とうなずいた。難関ホールの17、18番などを警戒し「少しずついいスコアを出して上位にいけたら」と気持ちを高めた。
今季ツアー4勝の西村優菜(スターツ)は練習ラウンドで調整した。9月の住友生命レディス東海クラシックで今季3勝目。その翌週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで2週連続優勝を飾った。だが、その後は2週前のメジャーで4位、前週は5位と惜敗が続く。「(優勝に)届かなかったことは悔しい」。現在賞金ランクは稲見、小祝さくら(ニトリ)に続く3位で、目標の賞金女王も見える好位置につける。今週はショットを微調整してきたといい、まずは通算5勝目に狙いを定める。
賞金ランク2位の小祝は上田桃子(ZOZO)、16年大会覇者の松森彩夏(スターツ)とともに練習ラウンドで調整した。スイングを入念にチェックしている様子で、コースを回った。前週は第2日を終えて首位に立ったが、最終日は77と伸ばせず24位に終わった。それだけに今週は最終日まで上位争いに食い込む。