渋野日向子、2週連続V見えた!? 「狙わないわけにはいかない位置」…通算11アンダーで1打差3位に浮上


18番をホールアウトし(左から)原英莉花、稲見萌寧とグータッチを交わす渋野日向子。通算11アンダーの3位から2週連続優勝を狙う(カメラ・今西 淳)

18番をホールアウトし(左から)原英莉花、稲見萌寧とグータッチを交わす渋野日向子。通算11アンダーの3位から2週連続優勝を狙う(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース第2日(16日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6679ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、首位と4打差5位から出た渋野日向子は8バーディー、2ボギーの66で回り、通算11アンダーで1打差の3位に浮上した。「3パットのボギーは悔しかった。でもトータルで6つ伸ばせているし、(ショットでは)縦の距離も合うところが増えて、昨日よりは気持ち悪さは減っています」と一日を振り返った。

 前半は快調プレーを見せた。1番パー5でフェアウェーから残り78ヤードの第3打をピン右手前1メートルにつけてバーディーが先行。3番までに3連続バーディーで伸ばした。5番、7番、9番でもバーディーを重ね、前半9ホールを「30」で回り一時、単独首位に立って折り返し「ボギーを打つ要素がないような安定したゴルフができた」と納得の表情を見せた。

 一方、後半は一転して我慢のプレーを強いられた。12番パー4の第2打でピン左奥約3メートルにつけるなどバーディーチャンスはつくったが、3連続でパーとした。13番で3パットを喫し、今大会31ホール目で初のボギーをたたくと、14番パー4では第2打でグリーン右サイドにこぼし、3打目のアプローチで寄せきれず連続ボギーでスコアを下げた。だが、16番で6メートルのバーディーパットを沈めると、17番パー4では残り138ヤードの第2打を8アイアンでピン右3メートルにつけて連続バーディーで盛り返した。

 首位に1打差と迫って自身初の2週連続Vも見える位置で2日目を終えた。「(優勝を)狙わないわけにはいかない位置なので、明日は天気によってですが、まずは一打、一打集中してリスクの少ないゴルフができればいい」と表情を引き締めた。

最新のカテゴリー記事