「天才少女」須藤弥勒がワールド山内から総額420万円超の高級パター提供で満面の笑み


ジャパンゴルフフェアで「ワールド山内」の山内社長からパターを提供された天才ゴルフ少女・須藤弥勒

ジャパンゴルフフェアで「ワールド山内」の山内社長からパターを提供された天才ゴルフ少女・須藤弥勒

 「ジャパンゴルフフェア2022」が13日、パシフィコ横浜で開かれ、10歳にして5社とスポンサー契約を結んだ「天才少女」須藤弥勒(みろく、ゴルフ5)が小祝さくらモデルのパターで一躍有名になった「ワールド山内」(北海道・北広島市)の高額パター3本を同社のブースで提供(貸与)された。

 今回、弥勒が提供されたのはパターのシャフトとヘッド(L字マレット型)3種類で、1本あたり税込143万円する高級品だ。ヘッドには「みろく」とオウンネームが刻まれている。ワールド山内といえば、昨夏に小祝さくら(ニトリ)がNEC軽井沢72とCATレディースで連勝したことで注文が殺到するなど一躍ゴルフ界で話題となった。

 産業用機械や板金加工などで高い技術を誇る同社の山内雄矢社長は「世界で一番を目指すジュニアに本物のパターを作ってあげたかった」と思いを語った。製作には8か月の期間を要し、「転がりを出したい」という弥勒と父・憲一さんの希望をかなえた形だ。

 実際に60球ほど試打した弥勒も「球の出方が違い、滑るようにサーって転がってくれる。これを使って世界の大会をどんどん勝っていきたい」とうれしそうに話した。「日本人が作ったパターで世界で勝ちたい」という須藤家の夢をかなえるべく、ゴルフ世界ジュニアメジャー4勝を誇る「天才少女」が新たな相棒を得た。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。10歳。東大出身の父・憲一さんの指導で2歳からゴルフを始める。17、18年に世界ジュニアゴルフで連覇。現在、ドライバー飛距離は220~230ヤード。家族は父、元フィギュアスケート選手の母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。145センチ、52キロ。

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