通算2オーバーの松山英樹「今週は痛くてもやるつもりだった」ここ1か月は「精神的にしんどかった」


◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 最終日(10日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7510ヤード、パー72)

 【オーガスタ(米ジョージア州)10日=岩原正幸】米ツアーアジア人歴代最多8勝の松山英樹(LEXUS)が11打差の14位で出て、穏やかな晴天の中で攻撃的なゴルフを展開した。5バーディー、5ボギーの72で回り、通算2オーバーで首位と12打差の暫定14位でホールアウトし、大会史上4人目の連覇はならなかった。ホールアウト後、取材に応じ、主な一問一答は以下の通り。

 ―最終日を振り返り。

 「なかなか思うようなプレーができなかったけど、4日間できてよかった。今までよりは余裕をもってプレーすることができたのはあるけど、もう少し優勝争いに絡みたかった」

 ―第3日のラウンド後の練習など、何か見つけようとして取り組んだのか?

 「いい状態ではないので、きっかけがあればなと思ってやったけど、4日間見つからずに終わった」

 ―先週などは出場も危ぶまれていた状況。

 「よく痛みなく、72ホールできたなと思う。トレーナーの人に感謝したい」

 ―昨年覇者としての重圧などは?

 「チャンピオンズディナー以外は何も思わなかった」

 ―18番でパトロンが立って迎えた。

 「それ(暖かみ)は感じますね」

 ―不安がある状況で迎えた大会。最後まで諦めない姿勢を見せたが心境は?

 「今週は痛くてもやるつもりだった。ゴルフがうまくいかなかったので悔しい」

 ―今後のスケジュールは。

 「全然決めていない。PGAチャンピオンシップ(全米プロ)までどうするか何も。トレーニングができていなかったので、しっかりやらないといけない」

 ―次の目標は全米プロになるのか。

 「まずここ(マスターズ)に合わせようと思ったけど、1か月くらいまともにゴルフができなかったので。体力的というより精神的にしんどかったので、しっかりと休んで、またゴルフがしたいと思ったらやればいいかなと思う」

 ―グリーンジャケットを返すことには。

 「ここに来れば僕は(ジャケットを)着られるので。見せられないけど(笑い)。また頑張って(優勝して)、外に持ち出しできるように頑張りたい」

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