「ゴルフ天才少女」須藤弥勒がプロパッティングツアーで4位と健闘「次こそ優勝」


プロパッティングツアーで4位でベストアマを獲得した須藤弥勒(提供写真)

プロパッティングツアーで4位でベストアマを獲得した須藤弥勒(提供写真)

 10歳にして6社とスポンサー契約と結ぶ「天才少女」須藤弥勒(ゴルフ5)は12日、アマチュアとして参戦しているプロパッティングツアーで優勝を宣言した。

 10日に茨城・金砂郷CCで行われた同ツアーで55人中、第4戦は8位、同5戦は4位と健闘。いずれもベストアマを獲得した。しかし、弥勒自身は全く満足していなかった。「血のにじむような練習をしてきて、周りの方々に『いつ優勝してもおかしくない』と言われていたので、4位でも、うれしささよりも悔しさの方が大きいです」と静かに話した。第5戦では親交が深い笹原優美が優勝したことも大きな刺激となった。「いつも優しくしてくれる笹原さんが優勝してすごくうれしい。次は私が優勝できるように頑張ります」と次戦以降の初優勝を力強く宣言した。

 弥勒は今季、同ツアー参戦にほぼフル参戦。今後、発表される第5戦終了後のポイントランキングで5位以内に浮上する見込みだ。昨季、同ツアーに初参戦した当初は中位以下と苦戦していたが、今季、急成長を遂げている。「毎月、パッティングのトッププロと対戦して、研究するうちに、はるかに上のレベルにあった人たちが少しづつ身近に感じてきました。あと、少し何かがかみ合えば、ベストアマだけではなくプロも含めた優勝をできる手応えがあります。これからもどんどん練習していきます」と意欲的に話した。

 今年1月からアマ資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になり、10歳ながら抜群の存在感を持つ弥勒のもとにはスポンサーからオファーが殺到。その中で、ゴルフ専門店の「ゴルフ5」と所属契約、並びにマネジメント契約。菓子・食品製造販売の「UHA味覚糖」とスポンサー契約、並びに体づくりための総合サポート契約。「いしど式」のそろばん教室を運営する「イシド」、自動車販売の「100%新車館」、飲料水製造販売の「サーフビバレッジ」とスポンサー契約。総合建設業を営むディーワイプランの住宅ブランド「ビスコッティハウス」と超異例の「ベルト契約」を結んでいる。計6社のスポンサー企業を持つ弥勒は、強い責任感と向上心を持って、ゴルフに取り組んでいる。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。10歳。2歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導で成長を続けている。17、18年に世界ジュニアゴルフで連覇。現在、ドライバーの飛距離は220~230ヤード。家族は父、元フィギュアスケート選手の母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。145センチ、52キロ。

最新のカテゴリー記事