西村優菜、ホールインワン含む通算10アンダーで単独首位浮上 今季2勝へ「ここから」気合十分


8番ショートでホールインワンを達成した西村優菜(カメラ・今西 淳)

8番ショートでホールインワンを達成した西村優菜(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ニッポンハムレディス 第2日(8日、北海道・桂GC)

 4位から出た西村優菜(21)=スターツ=が、ホールインワンを含む1イーグル、3バーディー、ボギーなしの67で通算10アンダーで単独首位に浮上した。今大会後にはエビアン選手権(フランス、21日開幕)、AIG全英女子オープン(英国、8月4日開幕)とメジャー連戦に向け渡欧するため、今季2勝目で弾みをつける。吉田優利(22)=エプソン=らが2打差2位。

 前半の8番パー3(161ヤード)。西村の6UTの第1打はピン右手前から転がりカップに吸い込まれた。「少し右に出てピン方向に行った。ティーを拾ってた時に、ギャラリーさんの『入る』という声が聞こえて、見たら入ってた。ラッキーでした」と、キャディー、同組選手とハイタッチで喜んだ。昨年3月以来、ツアー2度目のホールインワンなど67で一気に首位に浮上した。

 大会後にメジャー2連戦が控え「自信をつけて海外に行きたい」。全英女子オープンに備え、今週からバウンスを削って丸くしたウェッジを投入。「コースに応じてクラブ選択ができるように」と入念に対策する。2週後のエビアン選手権を含む欧州での試合は18年世界アマ(アイルランド)以来4年ぶりで「いろんなことを吸収したい」と待ちわびる。

 昨年大会は同じく2日目で首位も、決勝ラウンドで伸ばせず5位。「ここからリベンジに向けて頑張りたい」と気合十分だ。ホールインワンの副賞で日本ハム製品「シャウエッセン」をゲットし「うれしい」と笑顔。ツアー最長距離の大会で、身長150センチの西村がトップへひた走る。(岩原 正幸)

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