男子プロゴルフツアーの長嶋茂雄招待セガサミーカップ(8月18~21日、北海道・ザ・ノースCGC)の開催発表会見が25日、トーナメント開催会場で行われ、大会名誉会長を務めるプロ野球巨人の長嶋茂雄・終身名誉監督(報知新聞社客員)がビデオ出演し「選手の皆さんのドラマチックな試合を楽しみにしています」と男子ゴルフの熱戦を期待した。
17回目となるセガサミーカップは話題が豊富。日米ツアー通算13勝の丸山茂樹(セガサミーホールディングス)の長男・奨王(しょうおう)=米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)卒=が主催者推薦で出場することが発表された。丸山奨王は、来季からの日本ツアー参戦を目指し、出場権をかけた8月末以降の1次予選会(QT)に出場登録している。その前に注目の「プロデビュー」を果たす。18、19年の今大会にアマチュアとして出場しており、いずれも予選落ち。プロ初戦で成長した姿を見せたいところだ。
また、開催コースがある北海道・千歳市の出身の女子プロ宮沢美咲が本戦出場権を争うマンデートーナメント(主催者予選会、8月15日)に挑戦することも発表された。19歳の宮沢は青森山田高札幌校を卒業後、昨年11月にプロテスト合格。ルーキーイヤーの今年は女子下部ツアーのステップアップツアーで2度、3位に入るなど同ツアーの賞金ランク17位と健闘している。今大会のマンデートーナメントは約100人が参加し、本戦出場枠は10人から15人の予定。7178ヤード、パー72という男子プロのコース設定で19歳の新人女子プロがどこまで戦えるか、注目される。