馬場咲希、7番1メートルへの2オンは「ラッキー」68で自己最高8位発進


18番、パットを決めて笑顔でホールアウトする馬場咲希(カメラ・小泉 洋樹)

18番、パットを決めて笑顔でホールアウトする馬場咲希(カメラ・小泉 洋樹)

◆女子プロゴルフツアー ▽富士通レディース 第1日(14日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6689ヤード、パー72)

 アマチュアの馬場咲希(代々木高2年)が4バーディー、ボギーなしの68をマークし、ツアー5戦目で初日では自己最高の3打差8位と好発進を決めた。「ノーボギーを目標にしていたので、それを達成できて良かった」と笑顔で初日を終えた。

 8月の全米女子アマ優勝後、注目を集める中で初日は大会2勝の古江彩佳、通算2勝の吉田優利と同組。多くの観客を引き連れる中、7番パー5で見せた。左足下がりのライで残り199ヤードから3ユーティリティーを振り切ると、視線の先の木を越えてピン手前約1メートルに2オン。この一打に観客がどっと沸いた。

 3番に続くこの日2つ目のバーディーを奪った。だが、馬場はこの一打を反省していた。「実はピンの左を狙っていて、グリーンに乗らなくてもアプローチで寄せてバーディーを取れればと思っていたのがちょっと右に行っちゃって。お! ラッキーという感じでした」と首をすくめる。イーグルパットを決められなかったが「パットは悔しかったけど、(第2打で)ピンを狙っていなかったので、ラッキーであそこにつけられた。あまりショックを受けずに考える事ができました。そこ狙ってないし! って」。

 古江、吉田というアマチュア日本代表の先輩とのラウンド。大きな刺激を受けた。「古江さんも吉田さんもやっぱりパターが入っていた。今日はついていけるように頑張りました」。将来的に憧れる米女子ツアーでプレーする古江は66で回った。間近でプレーを見つめ、「すごくピンを攻めていて。チャンスのパットは全て入れていて。ショットもパットも精度がすごく高いなと思いました」としびれた。

 首位とは3打差と好位置につけた。15日の第2ラウンドは前週のスタンレーレディスホンダでツアー8勝目を挙げた小祝さくら、ツアー1勝の川岸史果と同組になった。「明日もトッププロの方とラウンドできるので、プロについていけるように頑張りたいです」と上位争いに向け、17歳は闘志を見せた。

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