◆女子プロゴルフツアー アクサレディス宮崎 最終日(26日、宮崎・UMKCC=6565ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした宮崎市出身の山内日菜子(ライク)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算10アンダーとして、地元で涙の初優勝を飾った。プロ8年目の26歳が家族や友人、知人が見守る中、知り尽くしたコースで堂々とプレーし、念願を果たした。1打差2位は比嘉真美子(TOYO TIRE)、2打差3位は川崎春花(村田製作所)ら5人の接戦だった。
地元で感動の初優勝の裏には「あわや」のピンチがあった。11番パー4のグリーン上。山内は同組競技者のラインと重なっていたため、ボールマーカーをパターヘッド分、ずらした。その後、山内がボールマーカーを戻さずにプレーに入ろうとした時、ギャラリーから「マーク!」という声が上がり、事なきを得た。もし、そのままパットをしていた場合、2罰打で11番はパーがダブルボギーに。勝負に「たられば」はないが、最終結果で山内は通算8アンダーとなり、通算9アンダーの比嘉に1打及ばず、1打差2位タイになっていた計算になる。
日本女子プロゴルフ協会によると、ギャラリーの「マーク!」という声は技術的なアドバイスに当たらないため、問題はないという。