◆米女子プロゴルフツアー ドライブオン選手権 第3日(25日、米アリゾナ州スーパースティションマウンテンGC=パー72)
32位で出た19年AIG全英女子オープン覇者・渋野日向子(24)=サントリー=が7バーディー、ボギーなしの65と伸ばし、通算13アンダーで首位と3打差の7位に浮上した。67で回った古江彩佳(22)=富士通=は12アンダーで19位、70の笹生優花(21)=フリー=は10アンダーで31位となった。セリーヌ・ブティエ(フランス)が65で回り、16アンダー単独首位。
米ツアーの「ヒナコ」が連日の猛チャージで一気にV戦線まで名乗りを上げた。渋野は前半1バーディーにとどまるも、後半に6バーディーを量産。前日の64に続き、この日もボギーなしの65をマークし、3打差7位へ浮上。「ノーボギーはあっても、こんなにバーディーを取れることはあまりない。自分史上初めて」と驚いた表情で声を弾ませた。
「今日のハイライト」と自賛したのは11番だ。右バンカーから残り135ヤードを7アイアンで1メートル強につけて伸ばした。ここから3連続バーディーを奪い、終盤も加速した。後半9ホールは全て1パットで「これも初めて」と興奮気味。22パットの数字も際立った。
オフにスイング改造を行い、約3か月。今季3戦目で、19年AIG全英女子オープン以来の米2勝目を狙える位置につけた。「この位置にいる自分にびっくり。上を目指してしっかり頑張りたい」と、最終日も爆発して逆転勝利を飾る。