山下美夢有の弟・勝将がホールインワンを達成 「姉がやっていないことができたというのはうれしい」


ホールインワンを達成し、クラブとボールを披露する山下勝将(カメラ・谷口 健二)

ホールインワンを達成し、クラブとボールを披露する山下勝将(カメラ・谷口 健二)

◆男子プロゴルフツアー ▽関西オープン 第2日(14日、大阪・泉ヶ丘CC=7051ヤード、パー71)

 昨季日本女子ツアーの年間女王・山下美夢有(加賀電子)の弟でアマチュア・勝将(まさゆき、近大3年)が、後半15番パー3でホールインワンを達成した。

 首位と5打差の19位で出て、前半は2ボギーでバーディーはなしと苦しんだ。しかし、後半14番で約6Mのバーディーパットを沈めて気持ちが楽になると、直後の15番で「当たりが薄いと感じたので、手前に乗ったかなくらいだった」という第1打がカップへ吸い込まれた。「風は、少しフォロー(追い風)があったの抑えて打ったんですけど、そのフォローの風に乗ってくれたのかなと思う」と、自身2度目のエース達成を喜んだ。

 入った瞬間は見えておらず、「(同組の)石川遼さんが『おお、入った!』って。僕の組の人もみんな言ってくれた」と山下。女子ツアーで前週今季初Vを飾った姉・美夢有より先にツアーでエースを決め「上から言えることじゃないですけど、姉がやっていないことができたというのはうれしい」と笑った。

 ツアー通算18勝の石川(カシオ)、同1勝の中島啓太(フリー)と同じ注目組で回り、「グリーン周りのアプローチや、パーリカバリー率がすごい高い。グリーンを外しても簡単にパーを拾ってくる。そういうのはもっと練習しないといけない」とプロの技に収穫も多かった予選2日間。ホールアウト時点で予選通過確実の19位につけており、決勝ラウンドに向け「予選通過を目標にしていて達成できたので、明日からは1つでも順位を上げていきたい」と意気込んだ。

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