元賞金女王のめい・竹田麗央、初V王手 強風の中5連続バーディー 「5つ伸ばせたのは自分的には良かった」


会見に臨んだ竹田麗央(カメラ・富張萌黄)

会見に臨んだ竹田麗央(カメラ・富張萌黄)

◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース 第3日(30日、静岡・葛城GC山名C=6455ヤード、パー72)

 1打差の2位から出た竹田麗央(りお)=ヤマエグループHD=が7バーディー、2ボギー、この日最少の67をマーク。通算10アンダーの単独首位に浮上し、初優勝に王手をかけた。強風が吹き続ける厳しいコンディションも、バーディーラッシュを披露した。「風もあって5番以降は伸ばせなかったですが、5つ伸ばせたのは自分的には良かった」と充実した表情で振り返った。

 この日はインからスタート。18番パー5で2オンを狙い、ピン右手前カラーから2パットのバーディーを奪った。ここから流れに乗り、4番まで圧巻の5連続バーディーとした。「ティーショットは良かった。風が強いとリズムが早くなりがちなので、ゆったり振ることを意識した」と自分のリズムでのプレーに徹底し、スコアメイクした。

 2週前のVポイント×ENEOS、3週前の明治安田レディスは、ともに最終日最終組でプレー。だが、スコアを伸ばせず、いずれも5位に終わった。1993、94年賞金女王の平瀬真由美のめいは「どういう状況でも、目の前の一打に集中することが大事。明日はそれを心掛けたい」と雪辱に燃えている。来月2日の21歳の誕生日を前に、初優勝という最高のプレゼントを自らの手でつかみ取る。

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