阿部未悠が初V ミレニアム世代4人目のツアー優勝 北海道生まれで中高時代は福岡にゴルフ留学


3番、ティーショットを放つ阿部未悠(カメラ・安藤 篤志)

3番、ティーショットを放つ阿部未悠(カメラ・安藤 篤志)

◆女子プロゴルフツアー 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日(7日、埼玉・石坂GC=6535ヤード、パー72)

 首位タイで出た阿部未悠(ミネベアミツミ)が佐久間朱莉(大東建託)との競り合いを1差で制し、通算15アンダーでツアー初優勝を手にした。

 北海道生まれの阿部は、冬の充実した練習環境を求め、中学進学のタイミングで福岡にゴルフ留学を決断。中高時代を福岡で過ごした異色のミレニアム世代(2000年度生まれ)だ。いずれも米ツアーに主戦場を移す古江彩佳、西村優菜、吉田優利に次ぐ4人目の優勝者となった。

 今大会は初日に1番から5連続バーディーで好スタート。第2日(6日)後には自身2度目の最終日最終組に向け「意識するよりは、今日のように自分のイメージどおりの球を打って、流れのいいゴルフをできたら」と意気込んでいた。オフは大分市内でソフトバンク・甲斐拓也捕手らとの自主トレに参加し、トレーニングで開幕に備えた。

 ◆阿部 未悠(あべ・みゆう)2000年9月27日、北海道・恵庭市生まれ。23歳。父の影響で10歳から競技を始め、中高時代を福岡で過ごす。高校卒業後、北海道女子アマ選手権V。20年度プロテスト(21年6月実施)に2度目の挑戦で合格。野生動物の写真撮影がライフワークという自称「ネイチャー系カメラマン」。得意クラブはドライバー、パター。155センチ。

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