昨季日本ツアー賞金王・中島啓太、凱旋Vへ「置いていかれないようにアンダーパーを目指して」…3月欧州ツアー制覇


大会開幕を前に記者会見に応じる中島啓太(大会提供)

大会開幕を前に記者会見に応じる中島啓太(大会提供)

 男子プロゴルフツアーの「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」は25日から4日間、静岡・太平洋C御殿場Cで開催される。3月の欧州男子(DPワールド)ツアー、ヒーロー・インディアンオープンで初優勝を挙げ、今季日本ツアー初戦となる昨季賞金王・中島啓太(フリー)が23日、会場内で会見を行った。

 約1か月前に欧州ツアーで、日本勢5人目となる快挙を達成。凱旋試合を直前に控え、「たくさんの方にお祝いしていただいて、すごくうれしい。優勝してから日本に帰ってきて、プレーできるというのはすごく光栄」と現在の心境を語った。試合間隔も1か月ほど空いたが、「引き続き、練習とトレーニングは順調にできている。コンディションも悪くない。優勝争いするところを日本のファンの方に見てもらえたらうれしい」と状態の良さを強調した。

 会場の太平洋C御殿場Cは、毎年11月に開催される「三井住友VISA太平洋マスターズ」のコース。アマチュア時代から4度出場した大会で、2020年には3位に入るなど相性は問題ない。今大会は欧州ツアーとの共催となり、「ピンポジションがかなりタフになると予想しているので、そこを攻略できれば」と難度が増す中での、上位へのポイントを挙げた。

 2月からバーレーン、カタール、南アフリカ、シンガポール、インドと転戦してきた。「暖かい国で試合をしていたので、クラブを振ることに関しては日本にいる時より速く振れていた」。スイングスピードやボールスピードは速くなり、飛距離もキャリーで10ヤード伸びたという。

 今週は今季初の日本でのプレー。慣れ親しんだ地で、海外勢よりも有利となる部分は多いが「(1日に)7、8アンダー出る選手はいると思う。置いていかれないように自分もアンダーパーを目指して、週末に良い位置でプレーしたい」と凱旋Vへ意気込んだ。

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