佐藤大平「自分でもビックリ」ベストスコア62で暫定首位浮上 タイガーパットで自信


佐藤大平

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◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 37位で出たツアー未勝利の佐藤大平(クリヤマホールディングス)が9バーディー、1ボギーで、この日のベストスコア62をマークし、通算10アンダーで暫定トップに立った。「一打一打本当に必死にやっていた。スコアを見たらビッグスコアで自分でもビックリ」と笑顔を見せた。

 欧州ツアーの選手の飛距離におののきながら、自分の武器を発揮することに集中した。「アイアンが好きなので。後ろからでもバーディーチャンスにつけられるように頑張ろうという感じだった」。後半8番は残り170ヤードの第2打を8アイアンで2メートル、9番は152ヤードを9アイアンで1メートル半につけて連続バーディーで締めた。

 3位だった開幕戦の東建ホームメイトカップで、優勝争いの局面でのショートパットに課題を感じた。ツアーパターコーチの丸山颯太氏に「(パッティングの)結果が気になって顔が上がっちゃう」と相談した。「タイガー・ウッズはカップまでのラインの景色を、写真のように頭の中でイメージしていると思う」との言葉を授かった。「なるほど。それだったら顔は上がらないよね」と納得。今週はショートパットを不安なく打てている。

 昨季は2位を含むトップ10フィニッシュ7回で、賞金ランクは自己最高の16位だった。成長を続けるプロ9年目の30歳。「調子はいいので、いいゴルフをあと2日間やれればいいなと思っている」。海外志向は強い。初優勝のチャンスが、欧州ツアーとの共催大会で訪れた。(高木 恵)

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