石川遼 イーグルあり、ダボありの派手なゴルフでパープレー 14年前には58をマーク…中日クラウンズ第3日


1番、バンカーショットを放つ石川遼(カメラ・谷口 健二)

1番、バンカーショットを放つ石川遼(カメラ・谷口 健二)

◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第3日(4日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)

 24位からスタートした石川遼(カシオ)は、1イーグル、4バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの出入りの激しいゴルフでパープレー。通算1アンダーからスコアを伸ばせず、石川がホールアウト時点で30位に後退した。

 2010年大会の最終日で世界主要ツアー最小の58をマークして大逆転優勝を果たした石川は、この日も石川らしい派手なプレーを見せた。スコアを二つ伸ばして迎えた15番パー5。残り272ヤードから3ユーティリティーで2オンに成功し、3メートルのイーグルパットを沈めた。

 その時点、通算5アンダーまで、スコアを伸ばしたが、16番パー4でボギー、名物ホールの17番パー3でダブルボギー、18番パー4でも3メートルのパーパットを決められず、ボギー。残り3ホールで四つもスコアを落とした。

 「15番に関しては完璧でした。最後をいい形で締められたらよかった」と、石川は、スコアが大きく動いた残り4ホールを静かに振り返った。

 先週のISPSハンダ欧州・日本トーナメントで優勝した地元愛知県出身の桂川は3日連続で同組でプレー。人気選手がそろった組には多くのギャラリーがフォローした。「最終日、少しでもいい順位で終われるようにしたい。全体的には悪くありません」と話した。

 最終組は14番を終了。2打差の2位からスタートした河本力(大和証券)と小木曽喬(フロンティアの介護)がともにスコアをひとつ伸ばして通算9アンダーで首位に並んでいる。

 1打差の3位に米澤蓮(ティ・エム・プラテック)と片岡尚之(CS technologies)が続く。

 首位から出た生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり、エー・エム・エス)は四つスコアを落として首位と2打差の5位に後退している。

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