M・ヘンドリーが9年ぶり2勝目 白血病判明から1年で復活V


6番でティーショットを放つを放つM・ヘンドリー(カメラ・富張萌黄)

6番でティーショットを放つを放つM・ヘンドリー(カメラ・富張萌黄)

◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 最終日(12日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)

 単独首位から出たマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が1イーグル、2バーディー、3ボギーの71で回り、通算38点で2015年の東建ホームメイトカップ以来、9年ぶりのツアー2勝目を手にした。

 第3ラウンドでは2イーグルを記録し、一気に順位を上げた。「バーディーを取らなければいけないが、ダブルボギーで一気にマイナス3ポイントになってしまう」とポイント制の戦い方の難しさを口にしていたが、この日も2番パー5で7メートルをねじ込み、イーグルで5点を加算した。

 昨年は白血病治療のため、1試合のみの出場となった。開幕戦終了後に発症が判明した。昨年11月に豪州ツアーで復帰し、日本ツアーは特別保障制度を行使して、今季開幕戦から出場している。現在も投薬治療や定期検査を受け続けている44歳。「プレーに戻れて非常に良い気分」と試合に出られる喜びを実感している。若手の活躍が目立つ日本ツアーで、復活を遂げたベテランが更なる進化を続ける。

 ◆ステーブルフォード方式 アルバトロス8点、イーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーがマイナス1点、ダブルボギー以上またはホールアウトしない選手はマイナス3点とスコアを得点化して順位を競う。良いスコアほど得点が高く、大たたきしても3点しか失わないため、攻撃的なゴルフが展開される。

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