スワンズの度付きサングラスの提供を受けることになった須藤弥勒（提供写真）
史上初めてゴルフのジュニアメジャー４冠を達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒（１２）＝ゴルフ５／太陽自動車＝が、サングラスの「スワンズ」ブランドを展開する山本光学からサポートを受けることが１８日、分かった。最近、視力が０・２に低下し、ボールが見えづらくなったという弥勒は、スワンズのオーダーメイドの度付きサングラスを提供されることになった。「ゴルフに特化した度付きのサングラスを作っていただけることになり、本当にうれしいです。最近、視力が低下して、ボールやラインが見えにくくなって不安がありましたが、これで安心してゴルフができます」と笑顔で話した。弥勒が支援を受けた企業は計１６社となった。
今年４月、弥勒は中学生になり、視力の低下が一気に進んでしまったという。「中学校の授業では眼鏡なしでは黒板の字が見えません」と話す。母のみゆきさんは「小学６年生の頃から勉強、そろばんで机に向かうことが多くなり、視力が低下してしまいました」と、勉強のしすぎが視力低下の原因のひとつであることを明かした。
父の憲一さん、母のみゆきさんは、弥勒が６歳の時から年間で数本のスワンズのサングラスのサポートを受けている山本光学に相談。その結果、視力だけではなく顔の形状などにも合わせた完全オーダーメイドの度付きサングラスの提供を受けることが決まった。
スワンズのオフィシャルパートナーには、石川遼（カシオ）、岩井明愛（あきえ）・千怜（ちさと）姉妹（いずれもホンダ）らププロゴルファーのほか、プロ野球選手の近本光司（阪神）らトップアスリートが名を連ねる。憲一さんは「眼鏡やサングラスについて、海外ブランドも検討しましたが、日本のスワンズの性能が最も優れていると思っています。６歳の頃から献身的にサポートをいただいている山本光学さんに心から感謝します」と頭を深く下げて話した。
弥勒は今年の８月６日に１３歳の誕生日を迎え、日本女子プロゴルフツアーが定める出場可能な年齢に達する。８月６日以降にレギュラーツアーでデビューが予定されている。「スワンズのスタッフの方に目についてたくさん教えてもらいました。真夏の太陽の下で行われることもあるゴルフでは、サングラスをかけることによって目が守られるし、疲労も軽減すると聞きました。早くサングラスに慣れて、高いパフォーマンスを発揮できるように頑張ります」と弥勒は意欲的に話す。新たな「武器」を手に入れた弥勒の視界は開けている。
◆須藤 弥勒（すとう・みろく）２０１１年８月６日、群馬・太田市生まれ。１２歳。１歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。１７年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。１８年も連覇した。１９年にマレーシア世界選手権、２１年にキッズ世界選手権、２２年６月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の４大メジャーを制覇。２２年８月に横峯良郎氏に弟子入り。２２年１月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ５と太陽自動車をはじめ計１６社に推定総額３億６０００万円以上の支援を受けている。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。１５０センチ、５０キロ。
◇須藤弥勒が支援を受けた企業
▽ゴルフ５（ゴルフ専門店）
▽太陽自動車（自動車販売）
▽ＵＨＡ味覚糖（菓子・食品製造販売）
▽イシド（そろばん教室）
▽１００％新車館（自動車販売）
▽サーフビバレッジ（飲料水製造販売）
▽ディーワイプラン・ビスコッティハウス（総合建設業）
▽ニッタタイヤ（タイヤ・ホイール専門商社）
▽ニトリ（家具の企画・販売）
▽ワールド山内（パター製造、販売）
▽楽天（ＩＴ企業）
▽ＳＭＢＣ日興証券（証券会社）
▽レッツ（ゴルフ専用ゼリー）
▽キャプテン・ユー（靴下など製造・卸売業）
▽ＮＯＷ ＯＮ（ゴルフグリップメーカー）
▽山本光学（サングラスなど製造、販売）
◆須藤 弥勒（すとう・みろく）２０１１年８月６日、群馬・太田市生まれ。１２歳。１歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。１７年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。１８年も連覇した。１９年にマレーシア世界選手権、２１年にキッズ世界選手権、２２年６月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の４大メジャーを制覇。２２年８月に横峯良郎氏に弟子入り。２２年１月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ５と太陽自動車をはじめ計１６社・団体と推定総額３億６０００万円以上のスポンサー契約を締結。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。１５０センチ、５０キロ。