中島啓太が一番乗り「みんなの前で勝ちたい」 友人が応援に 28日から日本シリーズJTカップ


練習日にラウンドする中島啓太(カメラ・今成 良輔)

練習日にラウンドする中島啓太(カメラ・今成 良輔)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 練習日(25日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 昨季賞金王で今季は欧州ツアー主戦場の中島啓太(フリー)が、午前7時30分に一番乗りでコースに姿を見せた。アウト9ホールを回り、練習グリーンでパッティングを調整した。2週前の欧州ツアー今季最終戦、DPワールドツアー選手権で7位に入るなど状態はよく、表情は明るかった。

 今大会から6番パー5が改修された。グリーンを昨年より手前に新設し、22ヤード短い519ヤード。距離は短縮になるが、傾斜と起伏がきつい新グリーンは、左にはバンカー、右側にはグラスバンカーが待ち受ける。「グリーンは全然違う。傾斜は難しいし、カップを切る場所があるのかなというくらい」と第一印象を語った。「チャンスにつく選手は多いと思う。ピン位置を難しい所に切ってくると思うので、2オンしても3パットとかあるかも。そこは気をつけたい」と話した。

 今年の国内でのプレーは日本オープン以来3度目となる。地元埼玉での開催となった日本オープンでは、2日目に首位に立ちながら6位だった。「地元の友人やお世話になっている人が応援に来てくれたのに、最終日がノーバーディーだった。それがとても悔しかった。応援してくれている人にバーディーを見せたい。みんなの前で勝ちたい」。昨年は1打差の2位だった大会で、存在感を示す。

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