
男子団体の2連覇を果たした佐野日大。左から林田遼汰、佐藤ミラー、橋本圭市、高木暢仁、岩井礼歩
◆報知新聞社後援 「関東高等学校ゴルフ選手権団体決勝兼全国大会予選」 最終日 (11日、男子=栃木・那須野ケ原CC、6747ヤード、女子=同・千成GC、6143ヤード、男子32校、女子24校参加、いずれもパー72)
各校4人中上位3人の合計スコアで争う関東高校No1を決める団体戦の最終日が11日行われた。
男子は佐野日大(栃木)が初日首位タイの埼玉栄を振り切り、2連覇を飾った。
前半で埼玉栄に5打リードを許す苦しい展開も、後半に逆転。通算10アンダー、422として、1打差でかわした。女子は埼玉栄が4年ぶりの栄冠に輝いた。2位以下がスコアを伸ばせない中、通算2アンダー、430で逃げ切った。
これにより上位の男子13校と女子11校が全国大会(8月27~28日、栃木・サンヒルズCC)の切符をつかんだ。
佐野日大は、初日リザーブだった橋本圭市(3年)が5アンダー、エースの佐藤ミラー(2年)が3アンダーで、チームを逆転Vに導いた。劇的だったのが橋本の14番パー4でのイーグル。残り147ヤードから9番を振り抜くとボールはカップに吸い込まれた。「バンカーに両足を入れて、ラフからボールを打ちました。起死回生の1打だと思いました」と、スタンスが満足に取れない悪条件からの一打に満足げ。「全国でもメンバーとして貢献したい」とさらなる活躍を誓った。佐藤は「ハーフを終わって5打差あったが、最後まであきらめずにプレーしました。今年のチームは去年より力があると思うので、全国優勝を狙います」と、力強く宣言した。
<男子上位成績>
【1位】佐野日大422(林田遼汰143、岩井礼歩73、高木暢仁147、佐藤ミラー142、橋本圭市67)
【2位】埼玉栄423(清水奏琉147、戸村空汰143、大郷喜一138、井上滉太144)
【3位】水戸啓明(茨城)434(八木沢迦音152、柴田悠希148、杉森拓斗142、粟野泰成144)
<主催>関東高等学校・中学校ゴルフ連盟 ほか>