
11番、ティーショットを放つ河本結 (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 第2日(13日、兵庫・六甲国際GC=6558ヤード、パー72)
13位で出た河本結(リコー)が6バーディー、ボギーなしの66をマークし、通算9アンダーでホールアウト。上位で決勝ラウンドを迎える。「いいゴルフだった。ショット、パット、プラス、マネジメントが良かったかなと思う」と合格点を与えた。
大会アンバサダーの宮里藍さんがセッティングを担っている。「藍さんがピンを切るので、絶対に打っちゃいけない所を作ってくるなと思った。そこだけには打たないようにした」。後半7番のピン位置は右手前だった。残り138ヤードの第2打。「右からの傾斜が強いので、左に置こう」。狙いたい気持ちを抑え、8番アイアンでピン左4メートルに運び、上りのバーディーパットを沈めた。8番では残り105ヤードの第2打をピッチングウェッジで3メートルにつけ、連続バーディーを奪った。
36位だった2週前の全米女子オープンは「超刺激的」な1週間になった。「日本にないセッティングというか、ゴルフ場の形状的に作れない。新しいゲームをしに行くような感じでやっている」と明かし、「一番良かったことは高真栄(コ・ジニョン、韓国)と仲良くなれたこと」と笑顔を見せた。
海外メジャー2勝の29歳と連絡先を交換し、次週の全米女子プロ選手権(19~22日、テキサス州)ウィーク中の食事の約束もした。13位で迎えた最終日に風邪と胃炎に見舞われながら、4日間を完走。帰国後に寝込み、6日間はベッドから出られなかった。今大会初日の12日夜に、ようやくうどんが食べられるようになった。
上位2人と、大会終了時のメルセデスランキング上位3人(ともに有資格者を除く)がAIG全英女子オープン(7月31日~8月3日、ロイヤルポースコールGC)の出場資格を獲得する。「全英を決めたい。メジャーは行きたいっていうのが自分の中にある。優勝して決めたい」と力を込めた。