
賞金総額500万円のプロパッティングツアー最終戦、全日本選手権の出場権を獲得した須藤弥勒(右)=提供写真
ゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「天才少女」と呼ばれる13歳の須藤弥勒(ゴルフ5/太陽自動車)が、賞金総額500万円のプロパッティングツアー全日本選手権(11月)の出場権を獲得したことが28日、分かった。26~27日に茨城・金砂郷CCで行われた同ツアーの第23戦から第26戦で7位、10位、9位、2位と安定した成績でポイントを上積みし、ランキング上位選手だけが出場できるツアー最終戦の全日本選手権に進むことが確定した。
前週は、賞金総額300万円のアプローチツアー最終戦の全日本選手権(11月)の出場権をゲット。22年にアマチュア資格規則が変更され、ドライビングコンテストやパットだけの大会ではアマチュアは無制限に賞金を獲得できる。昨年のプロパッティングツアー全日本選手権では4位と健闘し、40万円の賞金をゲットした。「中学生の私にとっては夢のような大金です」と弥勒は笑顔を見せた。
プロパッティングツアー第23~26戦の戦いぶりを見守った父・憲一さんは「2か月前は絶不調で自信を失っていましたが、本来の攻撃的なプレーを取り戻しつつあります」とホッとした表情で話した。
「パッティングツアーもアプローチツアーも最終戦は、もっとガンガン攻めていきます。11月は全日本のタイトルと賞金を目指して頑張ります」と弥勒は元気に話した。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。13歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大�\xBC\x9A史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ5と太陽自動車をはじめ計16社に推定総額3億6000万円以上の支援を受ける。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。