◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 第3日(2日、ウェールズ・ロイヤルポースコールGC=6748ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、単独トップで出た山下美夢有(みゆう、花王)が2バーディー、4ボギーの74と落とし、通算9アンダーで単独首位をキープした。米ツアー初優勝でのメジャー初制覇に王手をかけた。
2日に24歳の誕生日を迎えた山下は、苦しい第3ラウンドを終えた。
5番パー3は3パットで初ボギーをたたき、バーディーが奪えない展開。強風が吹く中で後半出だしの10番は第1打を左に曲げ、3パットでボギーとしたが、11番は約2・5メートル、12番は1メートル強に乗せて連続バーディーを決めた。
だが、14番はティーショットを右に曲げ、16番は3パットでボギー。17番はカラーから約15メートルをパターでねじ込み、パーを拾った。第2日は92・9%に上ったフェアウェーキープ率は50%と精細を欠き、スコアを2つ落とした。
山下は大会を中継するU―NEXTのインタビューに応じ「本当に風が強い中でのラウンドだったんですけど、なかなかショットも安定があまりできていなくて、パットの距離感もなかなか合わせるのが難しくて、けっこうグリーン上で苦戦することが多かった」と振り返った。
2位の金阿林(韓国)と1打差で最終日に臨む。メジャー初Vを狙う山下は「明日が最後なので、今日直さなきゃいけないところをしっかり修正して、明日いいプレーにつなげられるように頑張りたい」と意気込んだ。