
3番でバーディーを奪い声援に応える河本力(カメラ・今西 淳)
◇男子プロゴルフツアー リシャール・ミル・チャリティー 最終日(3日、石川・能登CC=7142ヤード、パー72)
首位で出た河本力(大和証券)は5バーディー、2ボギーの69と伸ばしきれず通算22アンダーで2打差の2位。2022年バンテリン東海クラシック以来3年ぶりとなるツアー3勝目はならなかった。「悔しい。バックナインで伸ばせないと勝つのは難しい」と言葉を絞り出した。
序盤は順調にスコアを伸ばしたが、後続を突き放すチャンスだった8、9番で、短いバーディーパットがショートした。「ああいうところが本当にもったいない。まだまだ。本当に悔しい。やりきれなかったというのと、そこで打てないのはまだ実力がないということ。しっかりもっと練習するだけ」と語った。
13番で3パットのボギーを喫しトップから陥落した。17番でも3パットを要してスコアを落とし万事休す。18番パー5の右バンカーからの第2打は、ピン手前3メートル弱につけるスーパーショットで意地を見せたがバーディーにとどまった。「セカンドを入れたら(プレーオフが)あるかなと思った。普通だったら4番アイアンで打つところを2番アイアンでスライスをかけて届かせようと思って打った。完璧なショットを打てた。最後のあのパットを入れられないのが今の実力」と振り返った。