
ANAオープン最終日にショットする金谷拓実
◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 最終日(21日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)
金谷拓実(SOMPOひまわり生命)が1年ぶりのツアー通算8勝目を飾った。通算17アンダーで並んだ石川遼(カシオ)とのプレーオフを2ホール目で制し、優勝賞金2000万円を獲得した。
強風が吹き荒れる中、トップと2打差2位で出た金谷は2ダブルボギーをたたきながら、4連続を含む7バーディーを奪い、69をマーク。68で回った石川と通算17アンダーの首位で並び、18番で行われたPO2ホール目を制した。昨年10月のACN選手権以来となる8勝目を果たした。
27歳の金谷は昨年に2勝を挙げ、自身初の賞金王に輝いた。今季は米ツアーに本格参戦。16試合で予選落ちするなど振るわなかったが、国内ツアー出場2戦目で優勝をつかんだ。
◆金谷 拓実(かなや・たくみ)1998年5月23日、広島・呉市生まれ。27歳。5歳でゴルフを始め、広島国際学院高2年時に日本アマ選手権で17歳51日の大会最年少V。東北福祉大で18年アジア太平洋アマ選手権優勝。19年の三井住友VISA太平洋マスターズでツアー4人目のアマVを達成。20年にプロ転向し、同年11月のダンロップフェニックスでプロ初V。今季から米ツアーに本格参戦。通算8勝。172センチ、75キロ。家族は両親と兄。