
プレーする片岡尚之
◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第3日(27日、大阪・泉ヶ丘CC=6993ヤード、パー71)
第3ラウンドが行われ、4年ぶり2勝目を狙う片岡尚之(フリー)が13位で出て8バーディー、1ボギーでこの日最少の64をマークし、通算15アンダーで3打差2位に浮上した。
2番、3番で連続バーディーを奪い、3番を落とした直後の4番でバウンスバックした。6つ伸ばして迎えた最終18番パー5は、第1打を「めちゃくちゃ、てんぷらした」と同組の選手より40ヤードほど飛ばないミス。それでも、残り282ヤードから第2打を3ウッドで「振りちぎったら乗りました」と15メートルに乗せて2オンに成功し、2パットでバーディーを奪った。
27歳の片岡は「ショットは今週、全体的にいい感じなのでチャンスは多く作れている。今日はパットが決まってくれている。1ピンぐらいのパットが入ってくれているので、そこが良かった」。平均パットは20―21年シーズン1位で、今季も3位(1・7026)につけている名手が本領発揮した。
最愛の家族に勝利を届ける。最終日翌日の29日は、昨年10月に結婚したタレントの妻・さくらさんの24歳の誕生日。今大会は会場に来ていないが「優勝したら良い誕生日プレゼントになると思う。月曜日にプレゼントを買いに行こうと思うので、優勝したら、まぁまぁいいのを買えますよね」と笑みを浮かべた。
今年2月に長男・波瑠くんが誕生。最近になってハイハイを始め、会場に来た際は一緒に食事するのが楽しみだ。「今まではストレスがたまるラウンドで、終わってから1人でこもりたくなるタイプだったけど、(コースから)あがってイライラしてても、子どもを抱っこしたら吹き飛びますね」。パパ初Vを成し遂げ、まな息子を抱き上げるイメージはできている。
2021年のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品で初優勝。当時は4打差9位から逆転Vを決めたが、今回は3打差で臨む。今季2度目、通算8度目の最終日最終組。「明日は5倍くらい緊�\xB5すると思う。絶対にミスは起こるので、カギは際どいパーパットを入れられるか。決められたらバックナインで優勝争いできてるかもしれない」と見据えた。