
ティーショットを放つ岩田寛(カメラ・星野浩司)
◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン 最終日(28日、大阪・泉ヶ丘CC=6993ヤード、パー71)
ツアー7勝の岩田寛(フリー)は2位で出て4バーディー、4ボギー、1クアドラプルボギーの75と崩し、通算11アンダーの33位で終えた。
序盤からピンチの連続だった。1番パー5はフェアウェーからの第2打を左に大きく曲げ、9番ティーグラウンド付近へ。第3打はグリーン奥のエッジまで運び、パーセーブで発進した。2番パー4はティーショットを右ラフに曲げてボギーとし、優勝争いから後退した。
9番パー5で悪夢に襲われた。ティーショットを2連続で右に曲げ、OBを連発。7打目でグリーンに乗せて2パットで決め、このホールだけでスコアを4つ落とした。後半も2バーディー、2ボギーと伸ばせず。最終日に75と崩し、今季初優勝を逃した。
岩田は40歳だった21年の中日クラウンズで3勝目を挙げ、22年と23年に1勝、昨年は2勝と40代で4年連続で優勝。44歳ベテランは今大会第3日に「勝ちたい気持ちはあるけど、1つずつやるだけ。先を見ても良くない」と気を引き締めたが、40代で5年連続Vはおあずけとなった。