河本結、14日に祖父が死去「活躍を届けたい」 地元・愛媛の児童養護施設にお菓子を寄付「喜んでもらえるとうれしいし、活力になる」


9番、バーディーパットを沈め笑顔を見せる河本結 (カメラ・豊田 秀一)

9番、バーディーパットを沈め笑顔を見せる河本結 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス プロアマ戦(19日、愛媛・エリエールGC=6595ヤード、パー71)

 ツアー4勝の河本結(リコー)が19日、プロアマ戦で最終調整した。

 前週の伊藤園レディスは14位。大会初日の14日には父方の祖父が亡くなった。「じいちゃんはずっと入院が長かったけど、見守ってくれていた。ばあちゃんが私の成績を伝えると喜んでくれていた」。3月に死去した母方の祖父に続き、訃報(ふほう)が続いたが「じいちゃんに手を合わせられたので良かった。活躍している姿を届けていきたい」と話した。

 地元の愛媛・松山市に凱旋。18日には、今年8月の北海道meijiカップで優勝した副賞として獲得した明治製品のお菓子10年分を児童養護施設に寄付した。「そういう副賞の使い方の選択肢もあるんだと、後輩の選手にも伝えられたらと思う。子どもたちから『頑張ってください』と色紙をいっぱい書いてもらい、幸せな気持ちになった。喜んでもらえるとうれしいし、活力になる」と笑みを浮かべた。

 今季は残り2試合。メルセデス・ランキングは3位につけるが、年間女王の可能性はすでになくなった。それでも、地元開催の今大会に向けて「何も変わらず、淡々と静かにやるべきことをやりたい。今週は落ち着いて迎えられるので楽しみ」と自然体で臨む。

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