
四国高校ゴルフ選手権・四国中学ゴルフ選手権で健闘する高知・明徳義塾中高女子チーム。須藤弥勒(左端)は初日、出遅れ、最終日に巻き返しを図る
ゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「天才少女」と呼ばれる高知・明徳義塾中2年の須藤弥勒(14)=ゴルフ5/太陽自動車=は25日、四国中学校選手権(徳島・JクラシックGC=6337ヤード、パー72)の第1ラウンドに臨み、首位と6打差の11オーバーの83の大乱調で、6位スタートとなった。
風雨の厳しいコンディションで、弥勒は重くなったグリーンに対応できず、得意のパターでまさかの40パットを喫した。「フェアウェイキープもパーオン率も悪くない中、パットが記憶にないほど悪くて、ちょっとショックです」と肩を落として話した。
大会は2ラウンド制。26日の最終ラウンドに向けて、名指導者として知られる明徳義塾の三木逸子監督のもと、巻き返しを図る。「まず、どこが悪かったのか、三木先生の指導を受けて、よく反省します。その後は、いっぱい食べて、よく寝て、明日、出直します」と弥勒は懸命に前を向いた。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。14歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ5と太陽自動車をはじめ多くの企業から推定総額3億6000万円以上の支援を受ける。今年9月に群馬県内の公立中学校から高知・明徳義塾中に転校した。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニ�\xB9トの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。

