
初日5アンダーでホールアウトして笑顔を見せるパク・ヒョンギョン(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー Vポイント×SMBCレディス 第1日(20日、千葉・紫CCすみれC=6731ヤード、パー72)
半年ぶりの日本参戦となった朴ヒョン径(パク・ヒョンギョン、26)=韓国=が1イーグル、4バーディー、1ボギーの5アンダー67で単独首位発進した。韓国ツアー8勝の実力者で、「キュート」と「ビューティフル」を合わせた「キューティフル」が愛称。開幕前夜はウナギで力をつけ、持ち味の正確なショットでスコアを伸ばした。韓国出身の元賞金女王の後継者で、そのルックスと実力から「イ・ボミ2世」との呼び声が高い人気プロが、日本ツアー3試合目での初勝利を目指す。
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雨と寒さに包まれたコースで、朴がギャラリーのハートを熱くした。14番パー4。ショットインイーグルに両手を上げて何度も飛びはねた。4ユーティリティーを握った左ラフからの185ヤードの第2打は、ピン手前5メートルから転がりカップに消えた。「いい当たりだなと思ったら、同組の渡辺彩香さんが『入ったよー!』って。信じられなかった」。キューティフルな笑顔で回想した。
韓国ツアーでの8勝を生んだ正確なショット力を、この日バーディーが4人だけだった17番でも発揮した。180ヤードの第2打を50センチにつけてスコアを伸ばした。雨に加え、この日の気温は8度。日本語で「サムイ。サムイデス」と肩をすくめた。「アンダーパーで終われればベストかなと思っていた。気持ちよく明日を迎えることができる」。開幕前日にカイロを買いに店に走ったかいがあった。
昨年5月のワールドレディスサロンパスカップ、9月のソニー日本女子プロ選手権以来の参戦を楽しみにしていた。開幕前夜は、うな重を食べた。「力をつけて今日いいプレーができた。ウナギのおかげ」と感謝し「オイシイデス」と日本語で続けた。将来は日本ツアーを主戦場にする予定でいる。「韓国での通算10勝達成」を今季の最大目標に掲げているが、優勝でのツアーメンバー入りも見えてきた。
日本ツアーで2015、16年に賞金女王に輝いた愛称「スマイルキャンディ」の大先輩の背中を追う。「イ・ボミ2世」との呼び声が高く、韓国では先輩プロから「日本に行ったらボミみたいになれるよ」と激励を受けることも多い。「『第2のボミ』という声は聞いている。そうなれるように頑張りたい」。ホールアウト後は寒空の下、ファンへのサインを続けた。声援を力に、逃げ切りを図る。(高木 恵)
◆朴 ヒョン径(パク・ヒョンギョン)2000年1月7日生まれ、26歳。18年2月にプロ転向。アマチュア時代はナショナルチームで活躍し、16年ネイバーズトロフィーチーム選手権では日本の畑岡奈紗、稲見萌寧らと戦い団体優勝、個人5位。韓国ツアーは20年の韓国女子プロで初優勝し通算8勝。父は元プロゴルファーの朴セス氏。167センチ。

