シード落ちした“妹分“笠りつ子の復活Vの裏側にあった古閑美保さんの猛ゲキ「あんた、熊本帰って何やるの。QT行きな」…息子抱き現地で応援


優勝した笠りつ子を息子を抱いて応援した古閑美保さん(カメラ・今西 淳) 

優勝した笠りつ子を息子を抱いて応援した古閑美保さん(カメラ・今西 淳) 

◆女子プロゴルフツアー Vポイント×SMBCレディス 最終日(22日、千葉・紫CCすみれC=6731ヤード、パー72)

 1打差2位で出た38歳の笠りつ子(PGM)が、逆転で5年ぶりとなる通算7勝目を挙げた。主催者推薦で出場したプロ21年目のベテランは4バーディー、2ボギーの70で回って通算3アンダーとし、佐久間朱莉(しゅり、23)=大東建託=、神谷そら(22)=郵船ロジスティクス=ら若手実力者との混戦を制した。昨年、ルール誤認でホールアウト後にペナルティーを受けた大会で遂げた、涙の復活劇だった。

 笠の高校の先輩でもある元賞金女王の古閑美保さん(43)が長男・天人(そらと)くん(1)と駆けつけ、5年ぶりの優勝を見届けた。大会を終え、アンダーパーは4人だけ。「コースが難しくて良かった。今のりつ子にバーディー合戦は無理。このコースで、このコンディションで、このピン位置で、我慢勝ちできた」と粘りをたたえた。パッティングを打ち切れないことが多い笠は、速いグリーンを得意としている。

 古閑さんにとって「妹みたいな存在」だ。最近は子育てに忙しいが、たまに食事に行き、話を聞く。「年齢のこともあるけど、りつ子は体が元気。35歳の頃に『やれるだけやりたい』と言っていた」。シード落ちした昨季、予選会(QT)出場を悩んでいた笠に「あんた、熊本帰って何やるの。QT行きな」と猛烈なゲキを飛ばしたのも古閑さんだった。(高木 恵)

最新のカテゴリー記事