桑木志帆「ふてる」自分も受け入れる 怒りとコースをマネジメント ノーボギーで上位浮上


10番ティーショットを放つ桑木志帆(カメラ・今西 淳)

10番ティーショットを放つ桑木志帆(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース 第2日(3日、静岡・葛城GC山名C=6501ヤード、パー72)

 37位から出たツアー3勝の桑木志帆(大和ハウス工業)が5バーディー、ボギーなしの67をマークし通算2アンダーでホールアウト。上位に浮上した。「ずっと調子が悪いわけじゃなくて、むしろいい方だったのにかみ合わなくて。やっとかみ合ってくれたという感じ。すごく歯がゆかったので、久々のいいプレーにホッとしている」。今季4戦中2試合で予選落ちを喫していた23歳に、笑顔が戻った。

 前半の17番パー3でピン右手前3メートル半、18番パー5でピン奧1メートルを沈めた。連続バーディーで折り返すと、後半でさらに3つ伸ばした。ホールアウト後、サングラスを外した目に安堵(あんど)の色が浮かんだ。「マネジメントを一生懸命できるように最近なってきた。ゲームの組み立てがうまくできている」と、この日の好スコアの理由を語った。

 ショットに自信があるがゆえに、どうしてもピンを狙いに行きがちだった。「グリーンを外したときにダボになることが多かった。今季はボギーとダボを減らすことが目標」。外していい場所とだめな場所をしっかりと頭に入れながらラウンド。初日はグリーン左に落としてダブルボギーをたたいた9番。「今日はしっかり右を向いて打った」。ピン右奧4メートルに運びパーとした。

 今季の始まりから「怒らずにプレー」をテーマに取り組んできたが、前週から吹っ切れた。「怒ってもいいかなっていう感じ。なんと思われようが、自分がやりたいようにしようかなと思う」。クラブにあたることはないものの、本人いわく「ふてる」。顔に出るタイプだ。「無理して自分を抑え込むと、もっと苦しくなることが分かってきた。いい時はうれしい、悪いときは悔しいっていうのを出していこうと思う」

 2024年は資生堂レディスで初優勝し、ニトリレディス、最終戦のメジャー・JLPGAツアー選手権リコー杯と3勝をマーク。昨年はトップ10に15回入りながらも未勝利に終わった。「去年よりも、かみ合わない今季の方が厳しい。ようやくいいラウンドができたので、ここから気持ちも前向きになっていけば。優勝争いに加われる位置に最終日にいることが目標」。この1年で体重を13キロ減らし、今がベストコンディション。2年ぶりの4勝目を視野に、週末を戦う。(高木 恵)

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