今なら間に合うゴルフの夢舞台マスターズ豆知識集〈前編〉 スマホや通信機器はコースへの持ち込み禁止で見つかれば退場処分 美しさ守るため広告一切無しでアナログなメジャー


マスターズの練習ラウンドでティーショットを放つ松山英樹(カメラ・星野浩司)

マスターズの練習ラウンドでティーショットを放つ松山英樹(カメラ・星野浩司)

 男子ゴルフの2026年メジャー初戦、マスターズは4月9日から4日間、米ジョージア州オーガスタナショナルGC(7565ヤード、パー72)で開かれる。世界中の名手たちが集う年に一度の「ゴルフの祭典」開幕前に、今なら間に合う豆知識を前編、後編の2回にわたって紹介する。前編は「世界一」と呼ばれる美しい景観を守り、目の前の選手のプレーに集中するために、コース内へのスマホの持ち込み禁止の独特なルールなど、コースにまつわる話題をお届けする。

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 ◆スマートフォンや通信機器の持ち込み禁止 選手のプレーを最優先するため、会場内には観客も報道陣もスマホや携帯、タブレットなどの通信機器は一切持ち込み禁止。見つかれば即座に退場処分となる。報道陣はその後一切取材NGで、過去には日本の新聞記者が出禁となった歴史もある。ただ、選手は持ち込み可能で練習日には「世界一美しいパー3」と言われる12番のグリーンへと渡る橋付近では毎年、松山英樹など選手たちがスマホで記念撮影する姿も目撃されている。選手たちのスコアなどを示す電光掲示のリーダーズボードはなく、伝統的な白く巨大なスコアボードをボランティアスタッフが手作業で更新している。

 ◆広告なし 他の3つのメジャー大会では、観客席の壁などにスポンサー企業の広告看板が目立つが、「世界一美しい」と呼ばれる景観を生かすため、オーガスタには一切広告はない。さらに、13番の「アザレア(西洋ツツジ)」など1~18番までの各ホールに�\x81コース内に咲く植物の名前が付けられている。

 ◆激しいアップダウン 打ち下ろしの10番パー4は、ティーグラウンドからの高低差は18ホールで最も大きくニューヨークの「自由の女神の高さと同じ」約46メートルもある。毎ホール起伏が激しく、大勢の観客が取り囲んでおり、18ホールついて歩いて観戦するのは一苦労。かつてキャディーとして松山英樹のバッグを担いだ進藤大典氏も「歩くのは世界一しんどいコース」と話したほどだ。

 ◆「アーメンコーナー」 スコアメークの鍵を握る11番~13番の難関3ホールの呼称。「神に祈らなければいけないほど難しい」という意味で、「アーメンコーナー」と称される。いずれもウォーターハザードが絡んでおり、毎年大きくスコアを落とす選手が目撃されている。グリーン左に池のある520ヤードの11番パー4、グリーン手前に小川が流れる155ヤードの12番パー3、左ドックレックでグリーン手前に小川がある545ヤードの13番パー5。3ホールとも、上空を舞う風の読みが重要となる。

 ◆コース改造 近年の男子プロの飛距離アップに対応し、この数年は毎年のようにホールの拡張がなされている。今年は17番パー4のティーグラウンドが後方へ下がり、10ヤード伸びた。コースの全長も史上最長7565ヤードとなる。

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